老化の違いを生命の内側から考えていくと、私はミトコンドリアへたどり着きました。
ミトコンドリアは、よく「細胞の発電所」と説明されます。
もちろん、それは間違いではありません。
しかし研究が進むほど、それだけでは足りないことが見えてきました。
ミトコンドリアは、エネルギーをつくるだけではなく、ストレスへ応答する。
代謝を切り替える。
免疫や炎症に関わる。
傷んだミトコンドリアを除去する。
新しくつくる。
fusion / fissionによってネットワークを再編成する。
つまり、細胞が変化に対応し、もう一度働ける状態へ向かうプロセスに深く関わっています。
そこで私の問いは、「ミトコンドリアをどう増やすか」から、
「生命は、傷ついたあとにどうやってもう一度働ける状態へ戻るのか」へ変わりました。
2025年、『ミトコンドリアから読み解く老化と再生』を書いたのは、その問いを追い始めたからです。
しかし、さらに考えると、もう一つ分かってきました。
Mitochondria alone is not enough.
免疫がなければ感染から戻れない。
炎症を終わらせる仕組みも必要。
血流も必要。
リンパも必要。
筋肉も必要。
睡眠も必要。
代謝も、自律神経も必要です。
つまり回復とは、一つの臓器の仕事ではなく、
生命全体のネットワークから生まれる現象なのではないか。
ここから私は、Mitochondria within the Recovery Networkという考え方へ進みました。
そして、そのミトコンドリアネットワーク全体が持つ「戻る力」に、名前をつけたくなりました。
『回復力を取り戻す! – 「ミトコンドリア回復医療」という新しい健康学 – 「ミトコンドリア回復医療」が始まる』
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Tomorrow|DAY 3
そして私は、「Recovery Capacity」という言葉にたどり着いた。
