CATEGORY

研究・論文解説

  • 2026年6月29日
  • 2026年7月19日

胸腺は「免疫の学校」──老化はここから始まるのか?

私たちは「老化」というと、シワや白髪、筋力の低下などを思い浮かべるかもしれません。 しかし、体の中ではそれよりもずっと早く老化が始まる臓器があります。 それが胸腺(Thymus)です。 胸腺とは何をする臓器なのでしょうか? 胸腺は胸の中央、心臓の前にある小さな臓器です。 ここでは骨髄で生まれた未熟な […]

  • 2026年6月26日
  • 2026年7月19日

なぜATL細胞はCD30を発現するのか?

STAT3とエピゲノム変化の視点から 成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)は、 HTLV-1感染によって生じる成熟CD4陽性T細胞の腫瘍です。 しかしATL細胞を詳しく調べると、 一つの不思議な特徴が見えてきます。 それが CD30発現 です。 CD30は本来どの細胞の分子なのか CD30は、 Hod […]

  • 2026年6月25日
  • 2026年7月19日

CD30シグナルとCD153の発見

なぜCD30は単なるマーカーではなくなったのか CD30は1982年、 Hodgkinリンパ腫細胞を認識するKi-1抗体の標的分子として発見されました。 その後しばらくの間、 CD30は 「リンパ腫細胞の目印(マーカー)」 として利用されていました。 しかし研究が進むにつれ、 CD30は単なる目印で […]

  • 2026年6月24日
  • 2026年7月19日

CD30発見の物語

リンパ腫研究を変えた「Ki-1抗原」 現在ではCD30はリンパ腫診断や治療に欠かせない分子として知られています。 しかし、その発見は単なる新しい細胞表面マーカーの発見ではありませんでした。 CD30の発見は、 「リンパ腫とは何か」 という病気の理解そのものを大きく変えた出来事だったのです。 1980 […]

  • 2026年6月21日
  • 2026年7月19日

ATLから見えてきた「老化の本質」

老化とは時間ではなく、回復力の喪失である 私たちは長い間、 「年を取ること=老化」 だと考えてきました。 しかし近年の老化研究は、少し違う景色を見せ始めています。 本当に失われているのは時間ではありません。 失われているのは、 細胞が傷ついたあとに元へ戻る力 です。 私たちはこれを Recovery […]

  • 2026年6月20日
  • 2026年7月19日

Dr. Shiggekkyの研究から見えるATL中核モデル

ATL細胞は、HTLV-1感染T細胞がエピゲノム変化により、本来B細胞系・形質細胞系で目立つ性質を部分的に獲得した細胞ではないか。 その代表が、 STAT3活性化CD30発現sCD30放出ADAM10/17依存性sheddingEV-CD30放出CD153陽性老化T細胞との相互作用 です。 研究史と […]

  • 2026年6月13日
  • 2026年7月19日

5-ALAとは何でしょうか?

最近、 そんな変化を感じている方は少なくありません。 年齢のせいだと思われがちですが、 近年の研究では、その背景に ミトコンドリア機能の低下 が関わっている可能性が注目されています。 そのミトコンドリアを支える成分として研究が進んでいるのが 5-ALA(5-アミノレブリン酸) です。 🔬 5-ALA […]

  • 2026年6月12日
  • 2026年7月19日

ミトコンドリアとコレステロール代謝の意外な関係

エネルギーと脂質はどこでつながるのか? 多くの方は、 ミトコンドリア と コレステロール を別々の話だと思っているかもしれません。 ミトコンドリアは ⚡ エネルギー コレステロールは 🩸 動脈硬化 というイメージです。 しかし近年の研究では、 この2つは極めて深く結びついている ことがわかってきまし […]

  • 2026年6月11日
  • 2026年7月19日

なぜスタチンは炎症を下げるのか?

コレステロール薬を超えて見えてきた新しい作用 スタチン(Statin)は、 「コレステロールを下げる薬」 として世界中で使用されています。 実際、 高LDLコレステロール血症 動脈硬化 心筋梗塞予防 脳梗塞予防 などの治療において重要な役割を果たしています。 しかし近年の研究は、 スタチンの効果は単 […]

  • 2026年6月11日
  • 2026年7月19日

何が起きたのか?

デビッド・シンクレア博士らが共同創業したLife Biosciencesが、 ER-100 という治療薬の第Ⅰ相試験を開始しました。 対象は など。 ER-100の本質 これは 薬ではなく 実質的には エピジェネティック再プログラミング治療 です。 使われるのは OSK という3つの転写因子。 なぜ […]